制服に憧れる職業と言えば、「キャビンアテンダント(客室乗務員)」は、その筆頭だと言えるでしょう。航空会社は各社、キャビンアテンダントのユニフォームに”自社らしさ”をうまく反映させており、リニューアルしてお披露目するたびに私たちの目を楽しませてくれます。
海外の旅行雑誌・Webサイト「Conde Nast Traveler」において、「制服がオシャレな航空会社(The Chicest Airline Uniform Designs)」というランキングが発表されましたが、そこで1位に輝いたのは日本のANAでした。
※参考:Conde Nast Traveler
https://www.cntraveler.com/galleries/2015-11-06/the-chicest-new-airline-uniforms-from-prabal-gurung-to-christian-lacroix
※画像
https://www.ana.co.jp/pr/14_0406/14-007.html
ANAの客室乗務員の制服は、2015年2月から新デザインになっています。新しい制服に込められたANAのブランドコンセプトは、「挑戦」「安心」「おもてなし」。「優雅かつブランドを体現し、世界一のリーディングエアライングループとしての機内サービス品質の高さを感じていただく」ことをコンセプトにデザインされています。
ジャケットやスカートの背面にANAのコーポレートカラーを活用した「ブルーライン」を取り入れているのは特徴の一つであり、見る人の印象を決定づける大きなポイントとなっています。
今回は、ANAのコーポレートカラーでもある「青」が持つ効果について解説していきましょう。
さわやかで知的、品のある青色の会社制服・ユニフォーム
青く澄みわたった空や、透き通るような青い海を見たとき、みなさんはどんな気持ちになりますか?――そのときの気持ちを思い起こしてみるだけでも、古今東西、「青」という色が多くの人に愛されてきた理由が分かるのではないでしょうか。
青色は、「さわやかさ」「軽やかさ」を感じさせてくれ、心身ともに健やかな状態を想起させる色。加えて、非常に創造的な色とされており、自由な感性を与えてくれるほか、リラックスや集中力をもたらしてくれます。その他にも、「公平」「清潔」「誠実」「知性」「信頼感」「冷静」「品がある」など、ポジティブなイメージを数多く持っている色です。
青色は、日本人の好きな色の第1位という統計データもあります。もちろん好みの違いはありますが、たとえば新しい洋服を買おうと思ったとき、ブルー系の色を選ぶ人は比較的多くいます。それは、青がたくさんの長所を持つ色だということを、感覚的に知っているからなのかもしれません。会社制服・ユニフォームのカラーを考える際も、ブルーは業種・業界にかかわらず選べる色ですし、着る人の性別・年齢を選ばないのでおすすめです。
コーポレートカラーで見る青色
ANAのコーポレートカラーである青色は「トリトンブルー」と呼ばれており、キャビンアテンダントの制服だけでなく、ロゴや機体の外装デザインにも使われています。ちなみに、「トリトン」はギリシア神話に登場する嵐を鎮める「安全の神」の名に由来しており、旅の安全を願う気持ちを込めて名付けられたそうです。
ANA以外にも、日本IBMやパナソニックなど、多くの企業が青をコーポレートカラー、ブランドカラーにしています。海外では、facebookやtwitterもそうですね。この2社は、青は青でも色調がまったく違うので、イメージもずいぶん変わってきます。みなさんは、それぞれの青にどんな印象を持ちますか?
青色の会社制服・スタッフユニフォーム
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