落ち着きがあり、心を穏やかにしてくれるベージュ色制服
ベージュは、土の気質を持つ茶色と白を混ぜたような色で、「ナチュラル」「優しい」「自然」などのプラスイメージを持っています。どちらかと言うと目立たず地味なイメージもありますが、上品な落ち着きや大人っぽさがあり、見る人の心に安心感をもたらす効果があります。そのため、制服やユニフォームに取り入れられることも多くあります。ベージュは、ぬくもりや穏やかさを感じさせることから、長時間の旅に寄り添う航空会社や鉄道会社の制服としても使われる、”地味に”人気の色なのです。
今回は、制服・ユニフォームのカラーにベージュを採用している企業を3社、ピックアップしています。航空会社と飲食店、鉄道、それぞれのユニフォームについてご紹介していきましょう。
航空会社制服 事例:エミレーツ航空ユニフォーム
ドバイを本拠地とする、アラブ首長国連邦の航空会社「エミレーツ航空」の制服です。明るいベージュを基調としており、赤い帽子とクリーム色のスカーフのバランスも見事。世界有数のセレブリティーを迎えるドバイの航空会社ならではの上品さや高級感を感じさせるデザインです。襟のラインやスカートのスリットにも赤があしらわれ、ベージュとの美しいコントラストを生み出しています。エキゾチックな赤を使いながら全体として信頼感や安心感を抱かせるのは、まさにベージュが持つ効果だと言えるでしょう。
同社の制服は、キャビンアテンダントが憧れる航空会社の制服ランキングでも上位に入るなど、現役CAや元CAからも高い人気を誇っています。同業者から評価されるというのは、良いユニフォームの一つの条件と言えるのかもしれませんね。
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https://www.facebook.com/Emirates/photos/a.915416408568109.1073741980.158307244279033/915416568568093/?type=3&theater
飲食店制服 事例:モスバーガー スタッフユニフォーム
日本でもおなじみのファストフード店「モスバーガー」は2015年に制服のデザインを一新しました。新しい制服は、「話したくなるコスチューム」をコンセプトに、親しみやすさを強調しています。一般のスタッフが着用する「キャストコスチューム」と、店長やマネージャーが着用する「マネージャーコスチューム」の2種類があり、どちらもベージュを基調としたエプロンが特徴。キャストコスチュームは、太陽の光をイメージしたという鮮やかなシャツで元気さや明るさを表現しています。
ベージュがもたらす優しさや親しみやすさをうまく取り入れており、スタッフとお客さんの心の距離をぐっと縮めてくれそうですね。
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https://mos.jp/quality/hygienic/
鉄道制服 事例:トランスイート四季島 業務ユニフォーム
JR東日本が2017年春から運行を始める豪華寝台列車「トランスイート四季島」の制服です。植物から作った糸で織る東北伝統の「からむし布」をイメージしたベージュ色のジャケットに、深緑色のズボン・スカートとネクタイを合わせています。デザイナーは、ユニクロのデザインディレクターを務める滝沢直己さん。「東北にちなんだものを取り入れ、手を上げても身だしなみが乱れないよう工夫するなどユニフォームとしての機能性も持たせた」とコメントしています。
シックなベージュ色と深緑色のズボン、スカート、ネクタイが見事に調和し、上品で高級感溢れる装いになっていますね。上質な制服をまとったスタッフが接客・サービスを提供してくれることで、より一層、優雅な気分を味わうことができそうです。
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https://www.jreast.co.jp/press/2016/20170206.pdf
ベージュ色のユニフォーム
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ユニフォームデザイン提案について
今回は「店舗制服・飲食店ユニフォーム ベージュ色の効果」について書かせていただきました。
e-UNIFORMでは、ホテル制服・飲食店ユニフォーム・作業着などのデザイン提案も行っています。ユニフォームリニューアルをご検討の際はお気軽にご相談ください。無料カタログ請求もご活用ください。