航空会社制服・受付ユニフォーム「紫色の効果」パープル

ミステリアスで上品・高貴な紫色（パープル）

紫色の代表的なイメージは「神秘的」。見る人に謎めいた印象を持たせることから、香水のパッケージに用いると成功するとも言われています。また紫色は、ヒーリング効果を持つ色で、心を落ち着かせる作用があるとも言われています。緊張や不安を癒してくれるため、リラクゼーションサロンなどの制服・ユニフォームに用いられることも少なくありません。

また別の特徴としては、紫色はインスピレーションを刺激する色だとされています。想像力をかき立て、感性を豊かにしてくれるので、アート系・クリエイター系の職業の制服には適していると言えるでしょう。その他、紫は高貴で上品なイメージも強く、見る人に敬意を抱かせる色でもあります。これは、紫が古代から宗教色として尊ばれて、身分の高い人が好んで紫を使っていたことが関係していそうですね。「繊細」「永遠」「華麗」「古風」「神聖」「優雅」なども、紫が持つプラスのイメージです。

以下では、制服・ユニフォームのカラーに「紫」を採用している航空会社を3社、ピックアップしてみました。それぞれのユニフォームについてご紹介していきましょう。

航空会社制服　事例：香港エクスプレス航空

2015年秋、香港エクスプレス航空がリニューアルした客室乗務員（CA）の制服です。デザインを担当したのは、機体やインテリアのデザインを手掛けた「LIFTストラテジック・デザイン」のダニエル・バロン氏。紫を使った同社のロゴや機体のデザインと統一感を持たせています。「親しみがありながら、エネルギッシュで専門性の高い香港エクスプレスのDNAを反映するように設計した」とは、バロン氏のコメントです。

女性CAの制服は光沢豊かなグレーのドレス。ブランドカラーである紫を、ネックラインやウエストに用いているのが特徴的です。一方、男性CAはグレーのパンツに白いシャツをノーネクタイで着用。シャツの襟周りやボタン穴に、アクセントカラーとして紫を使っています。

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https://www.hkexpress.com/ja/plan/flying-with-us/our-people

航空会社制服事例：エディハド航空

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https://www.facebook.com/etihad.airways/photos/a.205063092851159.53186.185771248113677/1387259567964833/?type=3&theater

2014年12月、エティハド航空が刷新した客室乗務員（CA）の制服です。デザインは、イタリア・ミラノのブランド「エトーレ・ビロッタ」が担当。1960年代のオートクチュールとコンテンポラリーなデザインを融合させ、優雅でありながら実用性・快適性を兼ね備えた制服になっています。ちなみに、同社がCAのユニフォームをリニューアルしたのは、2003年の設立以来初めてのことです。

新しい制服は、同社のブランドパレットの全色を取り入れて作られているのが特徴です。ベースカラーはチョコレートブラウン。帽子やスカーフ、襟元や袖に用いた濃い紫がアクセントとして好印象ですね。その他、イタリア製100%のウール素材を用いていることや、独特のジャガード織りデザインも新制服のポイントです。

航空会社制服事例：タイ国際航空

タイ国際航空の客室乗務員（CA）が機内で着用する制服です。同社の女性CAは、空港ではスーツスタイルですが、機内ではタイの民族衣装を着て、機内食などのサービスを提供しています。これは、機内でタイを感じてもらいたいという、同社の「おもてなし」の一つ。

コーポレートカラーである紫とピンクの組み合わせが美しい制服ですね。余談ですが、タイでは以下のように曜日によって色が決まっており、タイの人は誕生日の曜日の色をラッキーカラーとして、服や小物などに取り入れる風習があるようです。
月曜：黄色　/　火曜：ピンク　/　水曜：緑　/　木曜：オレンジ　/　金曜：青　/　土曜：紫　/　日曜：赤

タイ国際航空のコーポレートカラーである紫は、土曜日の色ということになりますね。

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https://www.facebook.com/ThaiAirways/photos/a.10150289767967293.337194.304177952292/10153705663017293/?type=3&theater