ひと昔前までは、医療白衣・ナース服の色は真っ白が当たり前でしたが、近年では様々なカラーの白衣・ナース服が誕生しており、これらを採用する医院も増えています。定番の白い白衣・ナース服は清潔感があり、医療従事者であることがひと目で分かるというメリットがありますが、紺や緑の医療スクラブ、ピンクやブルーのナース服といった色とりどり、メディカルユニフォームにも様々なメリットがあるのをご存知でしょうか。今回は、色のついた白衣・ナース服を導入するメリットについて解説していきましょう。
市民病院でも色のついた白衣・ナース服を導入
愛知県蒲郡市の市民病院では、看護師の白色の制服を色のついた制服に切り替えました。正規職員の全看護師264人が対象。手術室や産科病棟のみなど、部分的にカラーユニフォームを採用する病院は増えていますが、院内全部署を対象に導入したのは初の試みとのことです。
新しい制服は襟のないTシャツ型の医療スクラブで、約50色のなかから看護師自身が好みの色を選択することができます。同院は色のついた制服を導入する理由を「患者さんに明るくやわらかな印象を持ってもらうため」と説明していますが、色のついた医療制服を導入することでどのような効果が生まれるのでしょうか。
患者さんにとっての医療白衣メリット
患者さんの緊張がやわらぐ
白衣を見ると血圧が上昇してしまう「白衣高血圧症」の方がいることからも分かるように、医療白衣は患者さんに緊張を与えてしまうことがあります。ピンクや黄色、水色などやわらかいイメージの白衣・ナース服を着用することで、患者さんの緊張をやわらげる効果があります。
病院内が明るく見える
真っ白な院内は清潔な印象がある反面、殺風景で冷たいイメージを与えることもあります。真っ白ななかにも、色とりどりの医療白衣・ナース服を身につけた看護師・スタッフがいることで、院内が明るく華やかな印象になります。
医療従事者にとっての医療白衣メリット
働くモチベーションが上がる
着るものによって人の気分は大きく変わるもの。看護師にとって医療白衣・ナース服は毎日着用するものなので、気分によって色を変えることができれば、仕事のモチベーションも上がります。
下着・インナーが透けない
白色はとても透けやすい色です。看護師の方々が透けに心配なく、業務に集中できるよう色がついた医療白衣・ナース服なら、白色よりも断然透けにくくなるのがメリットです。
病院にとっての医療白衣メリット
制服のコストを抑えられる場合がある
変更する医療白衣によっては、従来よりもコストを抑えられる場合があります。上述した蒲郡市民病院でも、従来の医療白衣に比べて1~2割のコスト削減ができたと言います。
求人希望者が増える可能性がある
「かわいい看護白衣を着て働きたい!」「好きな色を選びたい!」という看護師のニーズは少なくありません。つまり、医療白衣・ナース服のデザインや色は、就職する病院・クリニックを選ぶ際のモチベーションのひとつになるということです。ナース不足で頭を抱える病院が増えている今、カラーバリエーションが豊富な医療白衣・ナース服が採用活動を好転させるきっかけになってくれるかもしれません。
カラーが豊富なメディカルユニフォーム まとめ
カラーバリエーション豊富な医療白衣・ナース服を導入することは、患者さん、看護師・スタッフ、病院の三者にとって様々なメリットがあります。もし医療白衣・ナース服の購入や変更をお考えなら、色つきのものも選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。
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