空港スタッフ制服・接客業ユニフォーム「赤色の効果」

今回は、キャビンアテンダント（客室乗務員）の制服に「赤色」を採用している航空会社を3社、ピックアップしてみました。それぞれのユニフォームのご紹介を交えながら、赤色が持つ効果について解説していきます。色は言葉と同じくらい、あなたの会社・店舗や商品・サービスを物語ってくれます。ぜひ、制服ユニフォーム選びの参考にしてください。

ユニフォーム制服事例：カンタス航空 / オーストラリア

イメージモデルにミランダ・カーを起用したことでも有名な、カンタス航空の制服。2014年1月から採用された新しいユニフォームは、「カンタスレッド」を取り入れた大胆な色使いが特徴です。

女性のトップスと男性のネクタイには、カンタスレッドが斜めのストライプ模様でデザインされており、シックなデザインのなかで赤の美しさが際立っています。

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https://www.qantasnewsroom.com.au/gallery/qantas-unveils-new-uniform/

ユニフォーム制服事例：ヴァージン・アトランティック航空 / イギリス

2015年2月に日本から撤退したことが記憶に新しい、ヴァージン・アトランティック航空。成田空港とロンドンのヒースロー空港をつないできた4半世紀の運航に幕を下ろし、キャビンアテンダントの真っ赤な制服も日本では見納めとなりました。

この制服は設立30周年を記念して、2014年に導入されました。ヴィヴィアン・ウエストウッドによるデザインは、ボディラインを強調した女性らしいシルエットが特徴。カラーは、同社のアイコンである「ヴァージンレッド」と呼ばれる鮮やかな赤です。

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https://www.facebook.com/virginatlantic/photos?ref=page_internal

ユニフォーム制服事例：チャイナエアライン / 台湾

チャイナエアラインが、2015年8月にリニューアルした客室乗務員の制服です。デザインは香港のデザイナー、ウィリアム・チャン（張叔平）が担当。コンセプトは、「Classic」「Stylish」「Sexy」。伝統的なチャイナドレスと現代モードをうまく融合させており、上品な美しさを感じさせます。

カラーは、上述した2社の「カンタスレッド」「ヴァージンレッド」とは違った、エンジ系の赤を採用。エレガントで落ち着きのある印象が魅力的です。

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https://www.facebook.com/ChinaAirlinesJapan

情熱的でエネルギッシュな赤色

赤は、情熱的でエネルギーを与えてくれる色。多くの文明においてもっとも美しい色とされており、赤い制服ユニフォームは周囲の人の視線を引きつけます。様々な研究から、赤色は購買意欲をかき立てる効果があることが明らかになっており、遠くからでも目に付くため、消費者はまず赤い商品から手に取る確率が高いと言われています。そのため、商品パッケージに使われるケースが多くあります。

赤色は、「愛情豊か」「活発」「勝利」「情熱」「生命」「積極的」など、ポジティブなイメージを数多く持っています。身に付ける人をエネルギッシュな人に見せてくれるため、第一印象としては、非常に魅力的な色だと言えるでしょう。制服ユニフォームに赤色を用いるメリットは多々ありますが、使い方には注意が必要です。刺激の強い色なので、少し使っただけでも非常に目立ち、効果的な配色ができないと見る人を不安にさせることがあります。とはいえ、適切な量で適切な使い方をすれば、魅力的な色であることに間違いはありません。制服・ユニフォームの場合、ヴァージン・アトランティックのような赤の使い方は、ある意味「諸刃の剣」になるかもしれませんが、カンタス航空のようにアクセントカラーとして赤色を使うのはおすすめです。