オフィスユニフォーム「黄色の効果」イエロー

今回は、キャビンアテンダント（客室乗務員）の制服に「黄色」を採用している航空会社を3社、ピックアップしてみました。それぞれのユニフォームのご紹介を交えながら、黄色が持つ効果について解説していきます。色は言葉と同じくらい、あなたの会社・店舗や商品・サービスを物語ってくれます。ぜひ、制服ユニフォーム選びの参考にしてください。

航空会社制服事例：ブエリング航空 / スペイン

スペインのLCC、ブエリング航空の制服がこちら。デザインは、同社の従業員の投票によって決められたそうです。全体的にエレガントでシックな雰囲気を醸し出しながら、コーポレートカラーである黄色を使ったスカーフが親しみやすさを演出しており、とても好印象です。

黄色と黒は、もっともコントラストが強い組み合わせだと言われますが、配色のバランスが良く、黄色の美しさが際立つデザインになっています。

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https://vuelingnews.com/los-tripulantes-de-cabina-de-vueling-estrenan-nueva-uniformidad/

航空会社制服事例：ノックスクート / タイ

タイ・バンコクを拠点とするLCC、ノックスクート。右の写真は、機体のデザインと客室乗務員のユニフォームをリニューアルしたときのものです。

ユニフォームは黄色と黒のデザインで、「明るさ」と「プロフェッショナリズム」を表現。CEOであるピヤ・ヤドマニ氏は、「シンプルでありながらスマートな点がユニフォームの特徴であり、機体のデザイン同様、搭乗者が常に楽しく親しみやすいサービスをイメージできるものを意識した」とコメントしています。旅のワクワク感を一層高めてくれるような制服ですね。

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https://www.nokscoot.com/en/press-releases-unveils-aircraft-livery-uniform

航空会社制服事例：セブ・パシフィック航空 / フィリピン

フィリピン最大の航空会社、セブ・パシフィック航空が2016年3月に一新したキャビンアテンダントの制服。フィリピンの海・空・太陽を象徴する鮮やかな色づかいで、明るい黄色のトップスとデニムを採用した膝丈スカートが特徴です。

トップスは身体にフィットするように設計されており、客室乗務員のスタイルを際立たせています。デザインを担当したジュン・エスカリオ氏は、ボトムスにデニムを採用した理由について、「デニムは、1年を通して身に付けることができるファッションアイテムであり、カジュアルでありながらも上品さを兼ね備えている」とコメントしています。スカートの前面にはフリルが施されており、斜め横に付いているジッパーも遊び心がありますね。

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https://www.instagram.com/p/BEabKHws8X1/?taken-by=cebupacificair

明るく元気、幸せを想起させる黄色

黄色は、すべての有彩色のなかでもっとも明るい色。「太陽」や「光」をイメージする人も多いのではないでしょうか。見ているだけで心が弾み、明るく楽しい気分にさせてくれます。また、着る人や見る人にエネルギーをもたらし、コミュニケーションを円滑にしてくれる効果もあります。そういった意味では、接客をメインとする職種の制服・ユニフォームには積極的に取り入れたい色だと言えるでしょう。

黄色の持つプラスイメージとしては、「明るい」「楽しい」「元気」「活発」「希望」「幸福」「若さ」「陽気」など。心理的には、「集中力を高める」「判断力がUPする」「記憶力を高める」効果があるとも言われています。昼夜問わず認識しやすく、人目を引きやすい色なので、「目立つこと」や「容易に識別できること」が重要になる職種のユニフォームとしてもぴったりです。