食品工場作業着
大手食品メーカーの不祥事などもあり、食品工場では食品の安全性と厳格な衛生管理が求められるようになりました。当然、食品工場で働くスタッフの作業服にも衛生管理が求められます。しかしながら、日本には食品工場作業着の衛生管理についての基準がないため、「洗濯しておけば大丈夫!」と考えている方も多いのではないでしょうか。
昔はそれでも良かったのですが、今、その考えではリスクが高いと言わざるを得ません。クレームや事故によって取り返しのつかないことになる前に、食品工場作業着の衛生管理を徹底してくださいね。そのためにご検討いただきたいのが、「HACCP(ハサップ)対応作業着」です。
HACCP(ハサップ)とは
HACCPは、食品における危害の発生を予防し、食品の安全性を管理する「食品衛生管理システム」です。食品の原料・製造・出荷までの全工程で異物混入など危害を起こす要因を分析し、重要なポイントを継続的に管理する手法で、今、世界的に導入が進んでいます。
HACCP対応作業着で異物混入対策!
それでは、食品工場における異物とは一体どんなものが考えられるのでしょうか? 食品に混入するリスクが高いのは、主に以下の2つです。
髪の毛・フケ
髪の毛やフケは混入リスクが高いため要注意です。人間の頭髪は、1人に約60本の自然脱毛があると言われています。就業時間が8時間、従業員が100名と仮定すると、その食品工場で1日に抜ける髪の毛は約2000本ということになります。
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毛玉・糸くず・ホコリなど
食品工場白衣から毛玉や糸くずが取れて混入するおそれがありますし、白衣の下に着用しているウェアからも毛玉・糸くずが発生するリスクがあります。また、毛玉ができたユニフォームは、そこにホコリやゴミが溜まりやすいため注意が必要です。
食品工場において、作業者やユニフォームから発生する異物の混入を防ぐために着用したいのが、HACCP対応作業着白衣です。これは文字どおり、HACCPの考え方に基づいて設計されたユニフォームで、異物の混入を防ぐために様々な髪の毛や毛玉の混入を防ぐための工夫がなされています。
食品工場の作業着は暑さ対策が肝心!
私たちの髪の毛は、汗をかくと抜けやすくなることをご存じですか? 夏場、工場内の温度が上がれば、当然、工場作業者は汗をかきます。そうなると、毛髪混入のリスクも高くなるというわけです。また、汗をかけばユニフォームが汚れて不衛生になりますし、暑さで集中力が欠けるとミスも増加します。夏場はそれだけ不良品の発生リスクも高くなりますので、室温のコントロールはもちろん、HACCP対応ユニフォームや清涼ユニフォームやファン付きウェア(空調服)を導入して食品の安全性維持・クレーム防止に努めましょう。
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HACCPを遵守して食品安全
食品工場が目指すべきは、高品質な食品を社会に提供することだと思います。異物の混入を防ぎ、食品の安全性を確立することが不可欠であり、そのために遵守したいのがHACCPです。ユニフォームなども含め、HACCPに対応するためにはコストがかかりますが、結果として企業の信頼性向上につながり、未来の利益を生むことになるのです。
食品工場作業着とは
食品工場作業着とは、食品の安全と衛生を守るために、食品工場で働く人が着用する服装のことです。食品工場作業着には、以下のような特徴があります。
- 長袖・長ズボンで肌の露出を最小限にする
- 帽子・マスク・手袋を着用し、目だけが見える状態にする
- 異物混入につながるボタン・ベルト・ポケットなどのパーツがないものを選ぶ
- 静電気が発生しづらい素材を選ぶ
- 区画ごとに色分けする
- 機能性・快適さを追求する
食品工場作業着は、自社で購入する場合もありますが、レンタルシステムを利用する場合もあります。購入の際は食品工場作業着の通販「e-UNIFORM」をご活用ください。
食品工場作業着の選び方やデザイン提案について、詳しく知りたい場合は、以下の「ユニフォームのダイイチ」サイトからお問合せください。
食品工場 作業着提案について
ユニフォームのダイイチでは、食品工場作業着のデザイン提案も行っています。食品工場作業着リニューアルをご検討の際はお気軽にご相談ください。無料カタログ請求もご活用ください。