今、日本ならではの「おもてなし」が世界中の注目を集めています。経済産業省も、おもてなし経営を実践し、サービスの高付加価値化や差別化を実現する企業を選出する「おもてなし経営企業選」を実施しています。
この「おもてなし」の考え方は、事務服・オフィスユニフォームの分野にも変化をもたらしています。事務服を着用する効果は、仲間意識や育むことや規律のある組織をつくることなど様々ですが、対外的な効果で言えば、企業ブランディングや企業PRなどは特に重要です。そして、ブランディングやPR活動の一環として、「おもてなし」を表現できる事務服・オフィスユニフォームを導入している企業が増えているのです。
そもそも、事務服はどんな変遷を経て、現在の「おもてなしウェア」へとたどり着いたのでしょうか。
事務服・オフィスユニフォームの移り変わり
スモックからスーツスタイルへ
日本において事務服が一般化したのは、戦後間もない頃でした。当時の事務服は「スモック」という私服の上から羽織るものが主流であり、汚れを防止することが主な目的でした。経済に復興の兆しが見えはじめた1960年代になると、女性の就業人口の増加にともない、事務服のスタイルにも変化が。それまでのスモックから上下のオフィススーツスタイルに移行し、目的も汚れ防止というより、企業のブランドイメージが重視されるようになったのです。
ミニスカート全盛期
大きな転機となったのは、1970年に開催された大阪万博です。企業パビリオンに立つコンパニオンはほとんどがミニスカートであり、これ以後、女性のオフィスユニフォームもミニスカート全盛時代に突入。色もカラフルなものが取り入れられるようになりました。
高級化、そして低価格化へ
1980年代はDCブランドが流行した影響で、事務服もデザイナーズブランドが手がけるように。好景気の背景もあり、事務服はますます多様化・高級化していきます。その後、1990年代後半にバブル経済が崩壊したことで、各企業はコスト削減を余儀なくされ、事務服そのものを廃止する動きも見られるように。各事務服メーカーも「安い」を売りとした低価格化へとシフトしていきました。
事務服の新たな付加価値の誕生
2000年代以降、あらためて事務服の意義が再検討され、復活の動きが盛んになりました。形としては、ベストスーツやカーディガンが主流になり、スカートだけでなくパンツスタイルも一般的に。また、付加価値として「リサイクル」「エコ」の観点が事務服にも取り入れられるようになりました。そして今、旬なテーマとなっているのが、「おもてなし」です。
「おもてなし」の心を事務服で表現しよう!
2020年の東京オリンピックを控え、世界から日本のおもてなしに注目が集まっています。おもてなしは、接客業やサービス業だけでなく、すべての企業が実践すべき精神。そして、企業のスタンスを目に見える形で表現する手段の一つが、事務服・オフィスユニフォームです。御社も、御社ならではのおもてなしを事務服で表現してみませんか?
オフィスユニフォームとは
オフィスユニフォームのデザインは、オフィスの雰囲気や業務内容に合わせて選ぶことが大切です。一般的には、以下のようなデザインがあります。
事務服
シンプルでベーシックなデザインのベストやスカート、ブラウスなどで構成されるオフィスユニフォームです。どんなオフィスにもなじみやすく、機能性にも優れています。
受付制服
企業や施設のイメージを印象付ける華やかなデザインのオフィスユニフォームです。ジャケットやワンピースなどで統一感のある着こなしにします。
カジュアルユニフォーム
カーディガンやポロシャツ、パンツなどで作るリラックス感のあるオフィスユニフォームです。クールビズやエコなどの観点からも人気があります。
オフィスユニフォームのデザインは、最近ではトレンドや個性にもこだわる傾向があります。例えば、以下のようなデザインが注目されています。
ロングベスト
上下で揃えることできちんと感を出しつつ、動きやすさや着心地の良さも兼ね備えたオフィスユニフォームです。
ニットジャケット
カーディガン感覚で着られる軽やかなジャケットです。伸縮性のある素材でストレスフリーに着こなせます。
ジェンダーレスユニフォーム
男女問わず着用できるユニフォームです。
オフィスユニフォームのデザインは、オフィスの印象や働く人のモチベーションにも影響する重要な要素です。自分の好みや職場の雰囲気に合ったオフィスユニフォームを選んで、快適にお仕事をしましょう。
事務服・オフィスユニフォーム提案について
ユニフォームのダイイチでは、オフィスユニフォームのデザイン提案も行っています。事務服・オフィスユニフォームリニューアルをご検討の際はお気軽にご相談ください。無料カタログ請求もご活用ください。