上品で落ち着いた雰囲気を生み出す グレー色制服
「信頼」「上品」「落ち着き」「安らぎ」をポジティブカラーとするグレー（灰色）。ファッション業界では、「合わせの色」としてグレーが取り入れられることが多くあります。グレーは会社・組織のなかで、「相手の意見を柔軟に取り入れ、物事を円滑に進めていく」印象を与える効果があると言われています。たとえば、大切な商談や打ち合わせのときなど、相手に謙虚な印象を持ってもらいたいときなどにはグレーが有効です。また、グレーは「信頼」「上品」といったイメージをアピールできるため、Webサイトの文字色や背景色にグレーを使う企業はたくさんあります。
制服・ユニフォームも例外ではなく、グレーは好んで使われる傾向にある色です。今回は、ホテルと航空会社の制服に着目して、グレーが持つ力を効果的に使っている3社をご紹介しましょう。
ホテル制服 ソラーレ ホテルズ アンド リゾーツ
約8年ぶりにリニューアルした、ソラーレ ホテルズ アンド リゾーツの制服です。新しい制服は、「着用する人すべてが質の高いプロのおもてなしを約束できるスタイル」をコンセプトとして、シルエット・素材・カラーリングにこだわって作製されました。
女性用・男性用、ともにマルーンレッドをポイントに効かせたグレーがベースの落ち着いた配色で、エレガントな印象を演出しています。冬の制服は、男性がグレーのジャケット、女性がレッドのジャケット。一方で、夏の制服は、男性がレッドのべスト、女性がグレーのベスト。男女でカラーを逆にすることで、季節によって印象を変えることを狙っています。
「動きやすさを重視しながらもエレガントさを失わず、どの世代のお客様にも安心感を与えたい」という、同社の想いがよく表現された制服ですね。
※画像
https://www.solarehotels.com/content/dam/solare/pc/ja/corporation/pressrelease/2013/pre232.pdf
空港スタッフ制服 ANA
ANAが2014年の冬に刷新した、10代目となる客室乗務員（CA）の制服です。デザインを担当したのは世界的に活躍するデザイナーのプラバル・グルン氏。「海外においても世界の人々が一目見てANAの制服であることを認知できるように」と、デザインされたそうです。
ライトグレーのジャケットと、ダークグレーのスカートの組み合わせはシンプルかつスタイリッシュ。優雅で品のある雰囲気を演出しています。世界の「リーディングエアライン」としての誇りが感じられるデザインだと言えるでしょう。
基調としたグレーにブルーラインを取り入れているのも、この制服の特徴です。コーポレートカラーであるブルーを大胆に使ったデザインで、ANAブランドを体現しています。
※画像
https://www.ana.co.jp/pr/14_0406/14-007.html
空港スタッフ制服 ソラシドエア
ソラシドエアの制服は、淡いグレーを基調に、コーポレートカラーのピスタチオグリーンを採用したデザインになっています。
やわらかく、親しみやすい印象を醸し出しているライトグレー。ピスタチオグリーンとの相性の良さにも驚かされます。ピスタチオグリーンのスカーフやネクタイもおしゃれで、明るくてさわやかなイメージを惹き立てています。
同社の制服で、注目すべきアイテムは帽子です。制服のリニューアルによって制帽が復活しましたが、日本の航空会社で制帽を採用しているのは、ソラシドエアだけだとか。客室乗務員に、知的な女性らしさがプラスされているのではないでしょうか。
※画像
https://www.facebook.com/SolaseedAir/photos/a.196471380404318.59831.189717594413030/457982304253223/?type=3&theater
グレー色のオフィスユニフォーム
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ユニフォームデザイン提案について
今回はオフィスユニフォームの「グレー色の効果」について書かせていただきました。
e-UNIFORMでは、ホテル制服・受付ユニフォーム・ショールームなど、オフィスユニフォーム・事務服のデザイン提案も行っています。ユニフォームリニューアルをご検討の際はお気軽にご相談ください。無料カタログ請求もご活用ください。
