丈夫であることや汚れが目立ちにくいことは、作業着に求められる条件ですが、これらは、あくまで最低限の条件でしかありません。作業着は着用者の安全を守り、作業時のパフォーマンスを向上させるための必須アイテム。仕事内容や現場の特徴に合わせて、必要な機能を備えた作業着を選ぶようにしましょう。
現場特性に合った作業着を!
高視認性安全作業服 夜間の路上作業が多い現場
路上での作業、特に夜間作業が多い現場では「高視認性作業服」が必須です。高視認性作業服には目立ちやすい反射素材が使われているため、特に夜間にリスクが高まる作業者と車両の接触事故防止に効果を発揮します。安全性に優れた高視認性作業服は、路上作業だけでなく屋内警備、駐車場管理などの現場でも注目されています。
難燃作業服 火を扱う現場
防災や消防、溶接や製鉄など、火を扱う現場では、ユニフォームが焼けてしまったり、穴が空いてしまったりしたら大変です。石油由来のポリエステル素材よりも、防火性・耐火性に優れた綿100%素材や難燃作業服が必須だと言えるでしょう。
帯電防止作業服 火気厳禁・静電気厳禁
薬品などを扱う現場では、静電気による引火・爆発を防止するため、帯電防止機能・静電気防止機能のあるJIST8118適合の作業服が選ばれます。同様に、精密機械を扱う現場でも、静電気によって誤作動・損傷が起きるリスクがあるため、帯電防止機能・静電気防止機能が付いた作業服が必須になります。
HACCP作業着 食品加工の現場
食品工場などでは、抗菌加工や防臭加工の作業服が選ばれます。また、作業者の髪の毛や衣服の毛玉が混入するのを防ぐため、HACCP対応ユニフォームを導入するところも増えています。HACCP対応ユニフォームは、異物混入対策のために様々な工夫がなされています。
ファン付き作業着・冷却ベスト 暑さ対策が必要な現場
夏場でも、安全面から長袖を着なければいけない仕事、上着を脱げない現場があると思います。スタッフを熱中症から守り、快適に働ける環境を整えるには、通気性が良く、熱がこもりにくいユニフォームを選ぶ必要があります。最近では空調服や冷却ベストが人気です。また、夏場は汗をかくため、吸汗速乾性(汗をすばやく吸収して乾燥させる機能)に優れたユニフォームや、防臭機能に優れたユニフォームも人気です。
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防寒作業服 寒さ対策が必要な現場
冬場、屋外作業がメインになる現場では、断熱性・保温性・防風性に優れた暖かいユニフォームが求められます。たくさん着込めば寒さは軽減できますが、一方で重くなるため、動きにくくなったり疲れやすくなったりします。長時間の作業でも快適さをキープするには、防寒性能を備えながら軽量設計のユニフォームを選ぶのがいいでしょう。
防水作業着 雨対策が必要な現場
雨天時でも作業者のパフォーマンスが落ちないようにするには、雨水の浸入をカットできる防水性に優れたユニフォームが必要です。また、雨の日は蒸れやすいため、汗などを効率よく外に逃がしてくれる透湿性も備えた製品が良いでしょう。
その他、肌触りやポケットの位置・数、また「洗ってもシワになりにくい」といったメンテナンス性など、作業着を選ぶ際は実にたくさんのポイントがあります。また、回をあらためてご紹介していこうと思います。
作業着の提案について
e-UNIFORMでは、作業着のデザイン提案も行っています。作業服リニューアルをご検討の際はお気軽にご相談ください。無料カタログ請求もご活用ください。